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携帯ショップ店員の離職率はなぜ高い?やめたくなる5つの理由を解説

携帯ショップ店員の離職率はなぜ高い?やめたくなる5つの理由を解説

2024/10/17

「携帯ショップで働いてみたいけれど、離職率が高いと聞いて気になっている」
あなたは現在上記のような悩みを抱えているところかもしれません。

確かに携帯ショップ店員の離職率は1年目で50%を超えるといわれています。就職を検討するうえで不安を感じてしまうのは無理もありません。しかし「なぜ辞めたくなるのか」の理由をしっかりつかみつつ、その一方で働くメリットも知ることで、就職を目指すべきかどうか検討しやすくなるものです。

そこで本記事では携帯ショップ店員を辞めたくなる理由働くメリットの両面を解説し、仕事内容向いている人の特徴についても紹介しています。最後までお読みいただけると自身が就職した後のことを明確にイメージできるようになるため、ぜひ参考にしてみてくださいね。

なお、本記事の内容は携帯ショップへの人材派遣・店舗コンサルティングを運営する「株式会社フュージョン」が監修いたしております。

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携帯ショップ勤務は病む?店員を辞めたくなる理由5選

携帯ショップへの就職を志すうえで、業界の離職率の高さの原因はとても気になるところではないでしょうか?そこで携帯ショップを早期に辞めてしまう人が多い理由を5種類紹介します。

  1. 覚えることが多いから
  2. ノルマがきついから
  3. 顧客へ最善の提案をできない場面が多いから
  4. クレームを受けやすいから
  5. 家族や友人と休みを合わせられないから

1.覚えることが多いから

携帯ショップでは覚えることが非常に多く、嫌になってしまうケースがあります。入社直後は特に大変で、次々と新しい知識を身につけなければなりません。具体的には、以下のような内容を覚える必要があります。

  • 接客マナー
  • 取り扱い機種
  • 料金プラン
  • 契約手順
  • 提案方法
  • 契約書類の管理方法

加えて続々と登場する新しいプランやサービス、機種も覚えねばなりません。新情報は、一般の方が知るのと同じタイミングに知らされるケースも少なくないため、速やかに理解してお客様へ説明できる状態にしておく必要があります。廃止される情報についても把握し、お客様へ誤った提案をしてしまう事態を避けねばなりません。

つまり「ここまで覚えればOK」のラインがない仕事なのです。覚えるべき情報量に圧倒され、離職を考える方がいるのは事実です。

2.ノルマがきついから

携帯ショップでは安定した利益を確保するために、携帯プランのみならずネット回線やクレジットカードなど、複数の商材にノルマが課されているケースがあります。
ノルマの達成に設けられているインセンティブを魅力と捉え、収入アップを目指す点にやりがいを感じる人もいます。しかし全員がノルマに対しポジティブな気持ちを抱けるわけではないのが現実です。むしろプレッシャーに圧倒され、離職を考えてしまう人が多くいます。
ただしノルマのあり方はすべての店舗で一律ではありません。店舗によっては、個人ではなく店単位でノルマを設定していたり、明確にノルマを設けていなかったりする場合もあります。
ノルマに抵抗があるならば「ノルマなし」の条件で仕事さがしを進めることで、ストレスの少ない職場を見つけることは可能です。

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3.顧客へ最善の提案をできない場面が多いから

携帯ショップの店員として勤めるなら、顧客にとって最善の提案をしたいと考えるのが一般的です。しかしノルマが課せられている商材を優先せねばならず、顧客にとって理想的な提案ができない場面もあります。

たとえば顧客にとって明らかに不要なオプションをノルマのために提案していては、後ろめたい気持ちが募るのも無理はありません。こうした状況が繰り返されると仕事へ向かう意欲を失い、退職を意識してしまうようになってしまいます。

しかし前述のとおり、ノルマのあり方は店舗によってさまざまです。中には、顧客へ最善の提案を行うことが顧客満足度の向上につながると考え、あえてノルマを設定しない店舗もあります。「お客様に喜ばれる提案をしたい」という思いから携帯ショップの店員を志すならば、ノルマの少ない環境を探すことを推奨します。

4.クレームを受けやすいから

携帯ショップ店員はお客様と密に関わる仕事のため、クレームを受けやすい職種です。

料金や契約内容、端末の故障など、クレームの原因は多岐にわたります。変化の激しい携帯電話業界では、最善だと思って提案した内容でも、少し時間が経てばもっと良い選択肢が生まれるケースがあります。これによりクレームを避けられないことがしばしばあるのです。

また機種の操作方法や料金プランは複雑で、一度の説明で理解してもらうのは難しいもの。どれだけ丁寧に説明しても、後で「聞いていなかった」や「知らなかった」と、言われてしまうこともあります。いくら注意しても、これらのクレームを完全には防げず、携帯業界の特性として理解して、ある程度は受け入れなければなりません。

ただし近年は、顧客の理不尽なクレームや言動などを指す「カスタマーハラスメント」という用語が、業界全体で周知されてきています。カスタマーハラスメントの抑止力として、店内にポスターを張り出したり、理不尽なクレームに店ぐるみで毅然として対応したりと対策がとられるようになりました。そのため一人でクレームを抱え込むケースは、以前より少なくなっています。

5.家族や友人と休みを合わせられないから

携帯ショップはシフト制を採用しており、基本的には店舗の都合によってスタッフの休みが決められます。特に土日や祝日は来客が多いため、平日に休みが回ってくるパターンが一般的です。

その結果、家族や友人と休みを合わせて旅行やイベントに参加しづらく、しだいに不満が募ることがあります。仕事と私生活のバランスを取りづらい環境では、長期的に働き続けることが難しくなり、離職につながるケースも少なくないのです。

平日に休めることにメリットを感じる人にとっては、この点は大きな問題にはなりません。混雑を避けて旅行や買い物を楽しんだり、平日しかできない用事をスムーズに済ませられます。

一方で家族との時間を優先させたいと考える人には、携帯ショップの勤務体系は不向きかもしれません。

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携帯ショップで働く3つのメリット

本記事の冒頭では、携帯ショップで働く方の離職率が高い状況を踏まえ「辞めたくなる原因」について紹介しました。しかし、携帯ショップで働くことにはメリットもあるため、この章で紹介します。

  1. 未経験でも働きやすい
  2. 暮らしに役立つ知識が深まる
  3. 接客・営業のスキルが身につく

1.未経験でも働きやすい

携帯ショップの店員の求人は、未経験者でも応募できるケースが多いものです。特別な資格や専門知識がなくても始められます。基本的に接客方法やプラン内容など、業務に必要な知識を学べる研修制度が整っているためです。

研修制度は段階的に進むことが多く、基礎的な内容からスタートし、徐々に応用的なスキルを習得できる仕組みがとられています。未経験からでも始めやすく、サポートを受けながらスキルアップできる点は携帯ショップで働くメリットです。

2.暮らしに役立つ知識が深まる

携帯ショップで働くことで、暮らしに役立つ知識を深められる点は大きなメリットです。スマートフォンの便利な機能やお得な料金プランの見極め方などを身につけられます。これらの知識は、自分の生活の質を高めるのみならず、家族や友人へのアドバイスにも生かされるわけです。
さらに携帯電話以外にも電気やインターネット回線、保険商品など、生活に関わるさまざまなサービスも取り扱っています。これらの知識は、家計の見直し最適なライフプランの構築に生かされます。携帯ショップでの仕事を通じて暮らしに役立つ知識を得られる点は、働くうえでのメリットといえるでしょう。

3.接客・営業のスキルが身につく

携帯ショップでの仕事にしっかり取り組むことで、接客や営業といった将来に役立つスキルを磨けます。

携帯電話の販売やプラン提案を行う際には、画一的な対応では不十分です。複雑なプランやサービス内容を理解してもらうためには、お客様一人ひとりに合わせて接し方を変化させることが求められます。ただ説明するのみならず悩みやニーズを丁寧に聞き出し、満足してもらえる提案をする必要もあるわけです。

こうしたシビアな状況の中で複雑な情報を簡潔に伝える力や、お客様のニーズを引き出すコミュニケーション能力、顧客の満足を得るための提案力など、接客・営業に欠かせないスキルが養われます。接客や営業のスキルは、他の業界に属しても応用がきくため、将来のキャリア形成に役立ちます。

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携帯ショップ店員の仕事内容

この章では、携帯ショップで勤務するイメージを具体的につかんでいただくために、店員の仕事内容について解説していきます。

1.携帯電話の販売やプランの契約・変更・解約

携帯ショップの主要業務の一つは、携帯電話の販売やプランの契約・変更・解約です。お客様に最適なプランを提案するためには、ニーズをうまく引き出しつつ、複雑な内容を分かりやすく説明するスキルが求められます。

携帯プランには多くのオプションや料金体系があり、画一的な説明ではお客様に十分理解してもらうのが難しく、臨機応変な対応が必要です。たとえば、プランを説明する際にはお客様の反応を観察し、難しい部分を噛み砕いて説明して納得していただけるようにします。これにより、お客様が安心して契約に進めるわけです。

一方、契約・解約業務においては正確性が重要です。ミスなく手続きを進めるため、マニュアルに忠実に従った作業が欠かせません。このように携帯ショップの窓口業務では、柔軟な提案力と、手続きを確実に進める正確性の両方が求められます。

2.携帯電話以外の商品の販売

携帯ショップ店員の仕事は携帯電話の販売だけにとどまりません。以下のようなさまざまな商品も販売しています。

  • インターネット回線
  • クレジットカード
  • 保険商品(損害保険、自動車保険など)
  • 電力サービス
  • ウイルス対策ソフト
  • 携帯電話の付属品(スマホカバー、充電器など)

これらの商品は、お客様の生活をより豊かにできる商品のため、しっかりと知識を深め、適切に提案する力が求められます。
基本的には携帯ショップに来店されるお客様は、主に携帯電話の購入やプラン変更を目的としているため、これらの商品やサービスの必要性に気づいていないことが多いものです。そのため携帯ショップ店員には、短い会話の中でお客様が気づいていないニーズを敏感に察知する「観察力」と、お客様が商品を購入するように促する「提案力」が求められます。

3.発注業務・在庫管理

携帯ショップでは発注業務在庫管理を行う必要もあります。お客様が欲しい携帯電話や付属品をいつでも購入できるように過不足なく発注を行うことは、携帯ショップ店員にとって重要な役割です。
欲しい商品がすぐ買えない状態では、お客様が他のお店に流れてしまう可能性があります。一方で過剰に発注してしまうと在庫が余り、店舗の利益を圧迫してしまうため、バランスの取れた在庫管理が欠かせません。
そのためにも、こまめに在庫数を確認するとともに需要の変動を考慮しながら、的確に予測を立てて発注する必要があります。発注業務や在庫管理は、表に出ない地味な作業ですが、店舗の売上や利益に大きな影響を及ぼす業務です。

4.売り場作り・店内清掃

売り場作りは、携帯ショップ店員にとって重要な業務の一つです。お客様が待ち時間に店内を回遊し、商品を手に取ったりPOPの情報を見たりするため、時間を忘れて快適に過ごせる環境を整える工夫が求められます。

POP店員に代わって商品やサービスの魅力を伝える重要なツールです。POPの配置や内容を工夫することで、お客様が来店時には気づいていなかったニーズを発見できます。

また携帯電話のアクセサリーや新しいサービスを目立つように陳列することで、購入意欲を自然に引き出せます。直接的な接客がなくても「この商品が欲しい」や「このオプションを利用したい」などと思わせる機会を作ることが、売り場作りの目的の一つです。

さらに日々の店内清掃も、快適な環境を作るためには欠かせません。携帯電話は日常的に使用する必需品ですが、そのプランや機能の複雑さにストレスを感じるお客様も多くいます。それでもきれいな店内で接客を受けることで、落ち着いた心境で選択を行えます。

このように売り場作りと店内清掃は、お客様が店内で心地よく過ごすために欠かせない業務です。
 

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携帯ショップのメリットや仕事内容を知り「働いてみようかな」というポジティブな気持ちが芽生えてきたかもしれません。一方では「自分に本当に向いている仕事だろうか?」という不安も、まだあるでしょう。
そこで、携帯ショップの仕事に向いている人に見られる5つの特徴を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1.向上心のある人

携帯ショップは向上心のある人に向いている職場です。携帯電話業界は変化のスピードが速く、日々新しい知識を取り入れる必要があるため、積極的に学ぶ姿勢が求められます。
新たな知識を単に取り入れるだけでなく、それをお客様にどう役立てるかを考え、自分なりのアイデアで提案に生かせるかどうかが大切です。顧客一人ひとりに最適なサービスやプランを提案するため、常に自分の価値観までもアップデートし、柔軟に対応する力が求められます。
こうした背景から、向上心を持って学び続けられる人に携帯ショップの仕事が向いているといえるのです。

2.携帯電話が好きな人

当然ながら携帯電話が好きな人には、携帯ショップで働くことをおすすめできます。
携帯ショップで働く際には、新しい機種や周辺機器に関する知識を深める必要があります。次々に新しい技術やサービスが登場する中、それを吸収してお客様に説明するには、常に学び続ける姿勢が求められます。しかし、興味のない分野であれば、継続的な学びが難しく感じることもあるでしょう。
一方、携帯電話やスマホに興味を持っている人であれば、自然と新しい知識を前向きに吸収できます。この積極的な姿勢が、お客様への提案に生かされるため、活躍の場が広がる可能性が高まるのです。

3.細かな点に気づける人

携帯ショップの仕事は、細かな点に気づける人に向いています。お客様とのコミュニケーションを取るうえでは、隠されたニーズや気持ちに気づき、適切に提案する能力が求められるためです。
お客様が表面的には「YES」と答えていても、心の中で納得していないこともあります。そうした場合、ただ流れ作業のように進めるのではなく、お客様の本心に敏感に気づき質問の時間を取ったり、さらに丁寧な説明を加える配慮が必要です。こうした気配りにより、後のクレームを防げます。
また、売り場作りや清掃業務においても細部に気を配れる人の方が、お客様が心穏やかに過ごせる環境を作れます。細やかさを持つ人はトラブルを未然に防ぐ力に長けており、携帯ショップの勤務において強い適性を持っているといえるのです。

4.気持ちの切り替えが得意な人

気持ちの切り替えが得意な人は携帯ショップの仕事に向いています。

どれだけ配慮しても、クレームが発生してしまうのはこの業界の特徴です。たとえば現在ベストな提案をしたとしても、次月にはより良いサービスやプランが登場し、お客様から不満の声をいただくことも少なくありません。

こうした状況で、一つひとつの声を引きずってしまうと、次のお客様に対しても良い対応ができなくなってしまいます。そのためクレームや不満の声をしっかり受け止めて謝罪しつつも、すぐに気持ちを切り替え、次の業務に集中できる力が求められるわけです。

気持ちの切り替えが上手な人はトラブルの余韻を引きずりにくいため、次々来店されるお客様に集中でき、丁寧に対応し続けられます。

5.テキパキ仕事を進めるのが得意な人

テキパキと仕事を進めるのが得意な人にも、携帯ショップの仕事が向いています。
窓口での接客が主な仕事でありつつも、お客様の相談内容によって対応時間が大きく異なるため、一人のお客様に長い時間を割くケースもあります。よって限られた時間で売り場作りや発注業務など、他の業務を効率よくこなす必要があるわけです。
一方、一つの仕事にじっくり取り組むほうが好きな人は、複数のタスクに追われてキャパオーバーを起こしてしまう可能性もあります。その点、テキパキと仕事を進められる人ならば、多忙な携帯ショップの業務にうまく対応できるでしょう。

まとめ

本記事では、携帯ショップの店員を辞めたくなる理由について解説しました。主な理由には以下の5種類があります。

  1. 覚えることが多いから
  2. ノルマがきついから
  3. 顧客へ最善の提案をできない場面が多いから
  4. クレームを受けやすいから
  5. 家族や友人と休みを合わせられないから

しかし一方では、暮らしに役立つ知識が身についたり、営業や販売のスキルを磨けたりとメリットがあります。また携帯電話が好きで、お客様により満足してもらえるようなサポートをしたいと思っている人には、活躍しやすい仕事です。

本記事を読み、携帯ショップで働いてみたいと感じる場合には、ぜひ就職を前向きに検討してみることをおすすめします。
 

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