携帯ショップは働き口が多くて条件も安定しているため、就職先として検討する場合があるでしょう。しかし安定したイメージの一方で、離職率が高い面もあります。そのため、どのような人なら携帯ショップの仕事に向いているのか、気になるところではないでしょうか。

本記事では携帯ショップでの勤務に向いている人の特徴を7種類紹介します。記事の後半では実際の仕事内容についても解説していますので、最後までお読みいただくと携帯ショップでの仕事が自分に適しているかを判断しやすくなります。

ノルマなしの携帯ショップで、働きませんか？

この章では、携帯ショップの仕事に向いている人に見られる7つの特徴を紹介します。

• 向上心があって学び続けられる人
• 携帯電話が好きな人
• コミュニケーションが苦にならない人
• 細かな点に気づける人
• 気持ちの切り替えが得意な人
• テキパキ仕事を進めるのが得意な人
• 販売意識を持てる人

1．向上心があって学び続けられる人

携帯電話業界は変化のスピードが速く、日々新しい知識を取り入れる必要があるため、向上心のある人に向いています。

単に新たな知識を取り入れるだけにとどまらず、それをお客様の喜びのためにどう役立てるかを考え、自分なりのアイデアで提案に生かせるかどうかが大切です。一人ひとりのお客様に最適なサービスやプランを提案するため、自分の価値観をアップデートして柔軟に対応する力が求められます。

そのため、向上心を持ち学び続けられる人に携帯ショップでの仕事が向いています。

2．携帯電話が好きな人

当然ながら携帯電話が好きな人には、携帯ショップで働くことをおすすめできます。

携帯ショップで働く場合には、スマートフォンや周辺機器に関する深い知識が大切です。次々に出る新商品の知識をいち早く吸収して、お客様に説明できるようにするためには、学び続ける姿勢が求められます。しかし興味のない分野であれば、継続的な学びが負担になりがちです。

一方、携帯電話が好きな人はあまり苦労をせず新たな知識を取り入れていけるため、活躍しやすい傾向にあります。

3．コミュニケーションが苦にならない人

携帯ショップでは、その日の気分に左右されることなく、常に丁寧な接客が求められます。そのため人とのコミュニケーションを苦にしない人に適した職場です。

ただし、コミュニケーションが苦にならないといっても、ただの話し好きとは異なります。なぜならお客様の話に丁寧に耳を傾ける「聞き上手な姿勢」が求められるためです。

携帯電話に苦手意識を持つお客様は多く、操作方法やプラン選択など抱える悩みは多岐にわたります。悩みを抽出し適切なサポートを行うためには聞く力が欠かせません。

自分の話をするのが得意でも相手の話を聞くのが苦手だと、お客様との信頼関係を築くのが難しくなります。聞き手として、そしてサポート役としてのコミュニケーションが得意な人は、携帯ショップでの仕事に向いています。

4．細かな点に気づける人

携帯ショップの仕事は細かな点に気づける人に向いています。お客様に満足してもらううえでは、隠された気持ちに気づく力が求められるためです。

表面的には「YES」と答えていても、心の中で納得していないお客様もいます。この場合、お客様の本心に敏感に気づいて質問の時間を取ったり、さらに丁寧な説明を加える配慮が必要です。こうした気配りにより、後のクレームを防げます。

また携帯ショップの仕事は接客だけではありません。

売り場作りや清掃業務などの仕事において細部に気を配れる人のほうが、お客様が心穏やかに過ごせる環境を作れます。携帯ショップでは、プランや機能の複雑さにストレスを感じ、いらだつお客様もいらっしゃいます。そんななかでも清潔で整った店内で接客を受けることで、比較的穏やかな心境で選択を行えるわけです。

細やかさを持つ人はトラブルを未然に防ぐ力に長けており、携帯ショップの勤務において適性を持っているといえます。

5．気持ちの切り替えが得意な人

気持ちの切り替えが得意な人は携帯ショップの仕事に向いています。

どれだけ配慮しても、クレームが発生してしまうのが携帯ショップの環境です。たとえば現在ベストな提案をしたとしても、次月にはより良いサービスやプランが登場し、お客様から不満の声をいただくことも少なくありません。

こうした状況のなかで落ち込んだ気持ちを引きずってしまうと、次のお客様に対しても良い対応ができなくなってしまいます。不満の声を受け止めてしっかり謝罪しつつも、すぐに気持ちを切り替える力が求められるわけです。

気持ちの切り替えが上手な人はトラブルの余韻を引きずりにくいため、次々に来店されるお客様に集中でき、丁寧に対応し続けられます。
 

6．テキパキ仕事を進めるのが得意な人

テキパキと仕事を進めるのが得意な人にも、携帯ショップの仕事が向いています。

窓口業務ではお客様の相談内容によって対応時間が大きく異なり、一人に長い時間を割くケースもあります。しかし、携帯ショップの仕事は接客以外にも多岐にわたるため、限られた時間のなかで売り場作りや発注業務なども、効率よくこなす必要があるわけです。

その点、テキパキと仕事を進められる人のほうが、多忙な携帯ショップの業務の流れにうまく乗れます。

7．販売意識を持てる人

携帯ショップで働くうえで販売意識を持つことは重要です。多くの店舗では個人別や店舗別にノルマが設定されており、数字を求められる場面も少なくありません。一部の店舗では、お客様に最善の提案をするため、ノルマを設定しない方針を取る場合もあります。

しかし、ノルマの有無にかかわらず売上を意識して努力する姿勢は、お店や会社へ貢献するための大切な要素です。販売業務に積極的に取り組める人は、携帯ショップで活躍しやすいところがあります。

ノルマなしの職場で、のびのびと働いてみませんか？

携帯ショップに向いていない人の特徴は、以下のように向いている人の特徴を裏に返してみるとよく分かります。

注意点として上記はあくまで傾向の話です。向いていない人の特徴に当てはまるからといって、携帯ショップで働けないわけではありません。仕事を通じて成長し、活躍の場を見つけることは十分に可能です。

たとえば、多少大雑把な人でも携帯電話に興味があるのなら活躍な場はあります。

誰しも完璧なわけではなく、自分の弱点を補いながら日々成長しています。

この記事で紹介している「携帯ショップに向いている人の特徴」は参考程度にとどめ、最終的には自分でチャレンジするかどうかを決めていくとよいでしょう。

携帯ショップで働くイメージを具体的につかんでいただくため、この章では店員の仕事内容について解説していきます。

1．携帯電話の販売やプランの契約・変更・解約

携帯ショップの主な業務の一つは、携帯電話の販売やプランの契約・変更・解約です。

お客様に合ったプランを提案するためには、ニーズをしっかりと引き出し、複雑な内容をわかりやすく説明する柔軟なコミュニケーションスキルが求められます。携帯プランにはさまざまな料金体系やオプションが含まれ、複雑な意思決定が必要です。お客様によって知識や状況も異なるため、画一的な説明ではなかなか理解してもらえません。

よってプラン説明の際にはお客様の反応を注意深くうかがいつつ、難色を示す部分については特に丁寧に説明して、安心して契約に進んでもらえるよう配慮します。

また契約や解約業務では正確性が求められます。手続きをミスなく進めるため、マニュアルに従った精度の高い作業が必要です。このように、携帯ショップの窓口業務では、柔軟な接客スキルとミスを防ぐ注意深さの両方が求められます。

2．携帯電話以外の商品の販売

携帯ショップ店員の仕事は、携帯電話の販売だけではありません。以下のようなさまざまな商品やサービスも取り扱っています。

• インターネット回線
• クレジットカード
• 保険商品（損害保険、自動車保険など）
• 電力サービス
• ウイルス対策ソフト
• 携帯電話の付属品（スマホカバー、充電器など）

これらはお客様の生活をより便利で快適にできる商品です。そのため、それぞれの商品に正しい知識を持つ必要があります。
携帯ショップを訪れるお客様の目的の多くは、携帯電話の購入やプラン変更であり、携帯電話以外の商品・サービスの必要性には、気づいていないものです。そのためショップ店員にはお客様の潜在的なニーズを敏感に察知する「観察力」と、ニーズを認識してもらうための「提案力」が求められます。

3．発注業務・在庫管理

携帯ショップでは、発注業務や在庫管理も重要な役割を担います。お客様が欲しい携帯電話や付属品を、いつでも購入できるようにするため、過不足のない発注が大切です。

商品がすぐに買えないと、お客様が他のお店に流れてしまう可能性があります。一方、在庫を過剰に抱えてしまうと、店舗の利益を圧迫するリスクもあります。そのため、バランスの取れた在庫管理が求められるわけです。

日々の在庫確認をこまめに行い、季節や需要の変動に合わせて予測を立てることで、適切な発注が可能になります。発注業務や在庫管理は目立たない作業ではあるものの、店舗の売上や利益に大きく影響を与える業務です。

4．売り場作り・店内清掃

お客様は待ち時間に店内を回遊して過ごします。そのため売り場作りは、携帯ショップ店員にとって重要な業務の一つです。

携帯アクセサリーや新しいサービスの魅力を引き出すように工夫して陳列することで、購入意欲を自然に引き出せます。お客様が「この商品が欲しい」、または「このオプションを利用したい」と思えるような機会を作ることが、売り場作りの目的です。

また店内清掃も忘れてはならない大切な業務です。清潔な空間は、お客様に安心感を与え、ストレスを和らげ

ます。複雑なプランや手続きに直面するお客様も、整った環境であれば落ち着いて選択ができるでしょう。
このように売り場作りと店内清掃は、お客様が快適に過ごせる環境を整え、来店体験を向上させるために欠かせない業務です。

本記事で紹介した携帯ショップに向いている人、向いていない人の特徴は以下のとおりです。

携帯ショップは、接客や店内環境の整備に日々取り組む必要のある忙しい職場のため、向き不向きはあります。しかし、向いている人の特徴にあまり当てはまらない、もしくは向いていない人の特徴に当てはまっているからといって、携帯ショップで働けないわけではありません。

業務を通じて成長していく中で、誰もが活躍の場を見つけられるチャンスがあるためです。

本記事で紹介した向いている人の特徴を参考にしつつも、携帯ショップにチャレンジするかについては、自分で決めていくことをおすすめします。
 

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